その服装はふさわしいのか?
先日、同業のテーラーさんとお話しする機会がありました。
お互いの近況を話しつつ、楽しい時間を過ごさせてもらいました。
そんな話の中で、とある講演に参加された話が印象的でした。
何かというと、登壇されていた方の服装がすごかったようです….
「スーツが古めかしく、サイズ感もあっていない」
「着こなしもどこかだらしない感じだったんですよね」
「年相応ではない謎なアクセサリーも気になってしまって…」
「結論、正直、話の内容が全く入ってこなかったんです」
人は見た目がすべてではありません。
ですが、伝えたいことがある立場の人こそ、装いが与える影響を無視できないのも事実です。
スーツのサイズ感や着こなし、TPOをわきまえた装飾の有無。
そうした要素は、相手に「この人の話を聞いてみたい」と思わせるための、第一歩でもあります。
なぜならば「人は見た目が100%」というくらい、第一印象で判断されがちだからです。
心理学的にも、第一印象によって人の評価は大きく左右されることが分かっています。
最初に「だらしない」と感じてしまえば、どんなに良い話も、相手の耳には届きにくいのです。
いくら中身が素晴らしくても、外見がそれを邪魔してしまっては、もったいない。
特に経営者のような立場にある方は、人を引きつけ、言動に説得力を持たせる必要があります。
その説得力があるからこそ、周囲の信頼を得て、事業が支持され、広がっていくのです。
まずはその第一歩として、ご自身の装いに目を向けてみませんか?今のご自身の立場にふさわしい装いができているか、一度、鏡の前で問いかけてみてください。
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