前回はスーツの作りという観点からスーツを着ることの良さを語ってみました

スーツってどうなんですか？vol.1

今回はまた別の観点でスーツを着ることのメリットを捉えてみましょう。

スーツが与える信頼感の正体とは？

結論、ビジネスの側面において、スーツは強い信頼感を与える服装です。あなたのビジネスシーンにおける印象形成を優位に進めてくれるものです。

なぜ高級店や営業職の方がスーツを着るのか？

これはお金を取り扱う仕事だからこそ、信頼感を与えることが必要で、そのためにスーツを着ていると言っても過言ではありません。ビジネスシーンだから、という「決まり事」の意識を超えたものがそこにはあるのです。

ではなぜ、スーツを着ている人に対して「信頼できそう」「しっかりしていそう」と思うのでしょうか？それは私たちが持つ社会的・心理的な認知に深く関わっています。

1. 社会的な規範と伝統の影響

スーツは、長年にわたりビジネスやフォーマルな場面での定番とされてきた服装です。この歴史的背景から、「スーツ＝きちんとした人」という印象が社会全体に根付いています。つまり、スーツを着ること自体が「信頼されやすい服装」という文化的メッセージを発しているのです。

2. 権威と成熟を象徴するデザイン

スーツは肩幅を強調し、全体のシルエットを整えてくれる構造的なデザインが特徴です。このデザインは、人に落ち着きや自信、堂々とした印象を与えるため、自然と信頼感に結びつきます。

3. 第一印象を左右する視覚情報

私たちは、相手の印象をわずか数秒で判断すると言われています。その際に重視されるのが「見た目」。スーツには決まり事が存在し、それを意識してきちんと着こなせば、しっかりとした装いになります。そこから醸し出される清潔感や自己管理能力が高そうな雰囲気が、ビジネスの場では「この人なら任せても大丈夫」といった安心感を与えるのです。

冒頭でもお伝えしたように、スーツは単なるお作法で着る服ではありません。信頼を生む服装であり、そういった心構えをもち相手を敬うための服装であります。大切な相手に対して、適当な服装を来て行ったりはしないですよね？

メリットというとノウハウになってしまいますが、スーツを着るという行為はご自身の印象を高めるとともに、相手に向けたものでもあるわけです。

そう考えてみると、ちょっとスーツを着る際の気持ちも変わるのではないでしょうか？

スーツを今度着るときにでも、この記事の話を思い出してもらえると幸いです。